白髪染めカラートリートメントのデメリット!最近かなり増えているケースを現役美容師が解説

ご観覧ありがとうございます。
春日井市でショートヘア  髪質改善 縮毛矯正を軸に
「圧倒的に扱いやすい髪を作る」をテーマに営業している
シェアする美容室”結び”春日井 です。

 

当店では30代の白髪が生え始めた方から
40、50代のしっかり白髪を染めているお客様が多く
カラーのメインも白髪染めメインにしているくらい
白髪染めと向き合っています。

そんなみなさんの悩みはやはり

1ヶ月もすると白髪が気になってくる

「1ヶ月に1回そめて頭皮は大丈夫であろうか?」
「そもそも月1での美容室がめんどくさい」
「お金の問題」
etc・・・

と生えてくる白髪に対しての悩みは尽きませんよね?

そんな中で最近よく耳にするのが

「白髪が染まるカラートリートメントってどうなの?」
っていう話です。

結論から先に書くと

要注意だけど使い方によっては強い味方になります!

ただし、最近カラートリートメントを使ったことによる
事故も増えてきている現状ですので

  • カラートリートメントについて
  • どんな事故が増えているのか
  • どんなカラートリートメントを選ぶのがいいか
  • 使い方について

これらをまとめていきますのでよろしくお願いします。

 

正しい知識で白髪染めカラートリートメントの
デメリットを減らそう!

カラートリートメントについて

これに関しては調べると情報がめちゃめちゃ出てきますので
簡単な説明をしていきます。

カラーリングとの違い

普通の白髪染めのカラーは

  • 黒髪も明るくなります。
  • 芯まで染まるため1回そまると中々抜けません。
  • 1回で白髪も良く染まります(塗り方や薬のチョイスによる)
  • ダメージします。

白髪染めカラートリートメントは

  • 髪を明るくはできない
  • ダメージがない
  • 表面が染まるイメージなので1回で白髪が中々染まらない
  • 色が落ちやすい

カラートリートメントの
大きなメリットはダメージしないところですね。

お家で使うため
白髪染めカラーのようなダメージするようなものだと
塗布ムラや薬剤の設定ミスや放置時間によっては
髪が大きくダメージして
髪が急激に扱いにくくなる可能性もあるため
このメリットは大きいです。

 

そのため多くの美容師が

「もし来店の間でどうしても白髪をお家で染めたいのであれば
カラーリングよりカラートリートメントを間で使って!」

というケースが多かったのが最近までの流れでした。

ただ、カラートリートメントの特徴でもあった

  • 1回では染まりにくい
  • 色が落ちやすい

というポイントを解消する商品がどうやら出ているみたいなのです。

 

最近増えているカラートリートメントの
デメリットによる事故について

ダメージしないけど1回で白髪が気にならない位染まるし
白髪も長い期間気になりにくいよ!
(ちなみによく染まると言っても茶髪とは
同化しません。とても赤の強い茶髪ぽくなリます。)

一見聞くと

最高な商品じゃね?!?!?!?!

ってなりますよね。

 

いや、そうなんですよ。
商品としてはいい商品だしニーズにも応えています。

ただし、僕は美容院の施術でもなんでもそうですが

「大きいメリットがあるものには
反対に大きなデメリットもあるケースが多いよ」

と良く伝えさせてもらっています。

ちゃんと説明していきますね?

 

デメリット1
次のお店のカラーで根本の染まりが悪い

先ほどカラーリングのメリットに

黒髪も一緒に明るくできる

と書きました。

ヘアカラーの1番のメリットはこれかな?
と思っていて
最近の白髪染め事情では95%以上の方が真っ黒ではなく
茶髪にしながら白髪を染めていると思います。

白髪染めは
黒髪は明るく染めて茶髪
白髪は暗く色を入れて茶髪にすることで
白と黒という正反対の明るさの髪を
同じ明るさに染めることが特徴です。

白髪染めのイメージ

髪の中で起きている現象のイメージ

 

ですがカラートリートメントがよく染まり
中々白髪が気にならない、または白に戻っていない

=カラートリートメントは
髪に残っている状態といえます
(はい、ここ重要なポイント)

カラートリートメントは
名前の通りトリートメントで、表面にくっついて
白髪を染まっているように見せます。

爪のマニキュアでよく説明しますが
マニキュアも爪が染まっているわけではなくて
上に色がついたコーティングをして色を出しているだけで
剥がれると元の爪が出てきますよね?

このコーティングが全然取れない!
今までだったらカラーの力の影響で
剥がれるものが多かったのに
最近のよく染まるカラートリートメントは
ぜんっぜん落ちない。

この表面にのったカラートリートメントが
次のヘアカラーの邪魔をするので
結果白髪は染まりが悪いは
黒髪は明るくならないわで
染めた意味があんまりない感じになります。

その割に別に手触りもいい感ではないんですよね。
なんだよそれ!

 

あ、ちなみにこれ、縮毛矯正やパーマにも
関係している感じがします。

カラーリングほど顕著ではないですが
想定の薬では髪に効きにくくなって
強い薬でアプローチしないと
癖が伸びない、パーマがかからない
状態になっている気がします。

 

デメリット2
毛先が暗くなって明るくしにくくなる

これは従来のカラートリートメントでも
言われていましたが
よく染まり、抜けないだけに
余計毛先が暗くなります。

元々ダメージしているところが染まりやすいので
毛先に行くほど暗くなるし余計抜けない。

でも白髪は伸びてくるし、根本の部分は多少なりは落ちて
気になってくるからまた染める。
どんどん毛先暗くなる。

こんな感じで逆プリンみたいなヘアカラーになります。

ヘアカラーって多少なりのグラデーションで
毛先が明るくなっていた方がメリットが大きいと
個人的に思っていますので
美しくないヘアカラーになっていきやすくなります。

 

白髪が1回で染まってしかも長持ち。
ダメージも少なくお家でできるし安価
という多大なメリットの反面

今後できるヘアカラーの幅は狭くなったり
本来気になっていた白髪を黒い部分と綺麗に同一化することが
難しくなるというこれまた多大なるデメリットを
おうことになります。

1回でなりますよ!
たった1回で今までお店で染めてきたものが
無駄になることだってあります。

 

なるべく数回で染まるカラートリートメントが
おすすめ

カラートリートメントのデメリットを書きましたが
物自体が悪いわけではないんです。

むしろ自宅で白髪染めのカラーリングを自宅でするよりは
よかったりするので
白髪染め世代の女性には大きな味方です。

ただ!チョイスを間違わないで欲しいのです。

確かに手間はかかるのですが
何回かに分けて染まっていく製品が
個人的にはおすすめです。

どうしても雑誌のL○Kやネットのランキングサイトを見ると
よく染まるやつが上位ランクするのですが
おすすめしません。

個人的には


×2個セット ホーユー レセ カラートリートメント【ダークブラウン】245g

この商品がおすすめです。

うちの母が50代でずっと使っているのですが
いい感じに白髪を誤魔化す程度に染まります。

 

使い方のコツ

この商品に限らずカラートリートメントの
使い方のコツとしては

まずは濡らした髪に塗って少し時間を置いて流す
この使い方からスタート
(これが説明書に書いてあるスタンダードな使い方)

乾かしてみて染まりが微妙な場合は
次の日は置く時間を長くする。

全然染まっていない場合は
次の日のお風呂の前に
乾いた状態で塗って時間を置いて
シャンプーする。

この流れで使うといいと思います。

 

そして、大事なポイントとして
少し離れたところから白髪だった部分を観察して
「あ、白髪が目立たなくなったな」
というタイミングで使用をやめるのがベストです。

至近距離で見て完全に染まっているところまでやろうとすると
意味がなくなるし
そもそもカラートリートメント自体が
そこまで染まる物でもありません。

要はメンタル面も大事です。
あくまで次の白髪染めまでのつなぎのものと
割り切りましょう

美容院に行く1、できれば2週間空いているとよりいいですが
最低でも1週間は染めない期間を作りましょう。

 

数日経って日々のシャンプーなどで落ちてきて
白髪がまた気になってきたら
前回調子のよかった染め方で染めてあげてください。

 

もしよく染まるタイプを買ってしまった場合

お店で染める→1ヶ月後トリートメントで染め
→しっかり染まり気にならないからさらに1ヶ月がたち
再び白髪が伸びたので2回目のカラートリートメントを使用
→2ヶ月半〜3ヶ月目で来店

このようなパターンの方がいらっしゃいますが
2回目を塗布しようか迷った時点で
明らかに前回のところが染まっていた場合は
使用をやめましょう。


ここまでのブログでどうなっていくかは
もうお分かりですよね?

 

さらにできるのであれば
髪の毛全体に塗らず
気になるてっぺんの分け目と
顔周りの根本だけをピンポイントで狙って
塗ってあげられると
よりデメリットを減らすことができます。

 

他にはカラートリートメントで染めた時に
暗くは染まらないため根本の白髪部分が
明るい茶髪みたいな状態になります。
(根本の黒髪の部分は明るくならないので注意)

白髪が多い方は毛先は暗い状態よりも
少し明るい状態でカラーをしておいてもらうと
カラートリートメントで染めた時に根本と毛先が馴染みやすく
違和感が減ります。

明るいと言ってもこれくらいで十分で
金髪とかにする必要はありません。

美容師さんには10レベルくらいと
お伝えするといいと思います。

 

まとめ

困るデメリットは僕達の施術が全然思い通りにできなくなり
ヘアスタイルの幅が狭くなることでした。

今回の投稿をまとめると

  • カラートリートメントの影響で明るくなりにくかったり
    白髪が染まりにくくなるなどの支障が出る
  • カラートリートメントはよく染まるほど
    事故の確率が上がる
  • 使うなら徐々に染まっていくタイプで
    あくまでつなぎとして割り切って使うのがベスト

こうなります。

最近では40、50代の方も
インスタの影響や周りの方の影響で
ヘアカラーの好みの範囲が広くなってきました。
(ベージュ系とかやりたい方増えていますね。)

これは良いことなんですが
ストレートにいうと
何か手を抜いたりケチるとできるヘアスタイルの幅は狭くなります。

ましてや髪は年齢とともに生えてきた時点での
体力が若い髪に比べて少なく、髪の体力は復活しないため
いかにダメージをさせないかが大切です。

そんな中カラートリートメントは白髪染め世代には
大きな味方になる商品なのですが、
いかんせん情報が偏っています。

ぜひ正しい知識のもと、上手に使って
髪の自由を楽しみましょう。

カラーリングによる痛みをなるべく減らす染め方について

お家での白髪染めのデメリットについて

この2つの記事も是非参考にしてみてください!

 

ヒライユウキ
予約はこちらのリンクからできます!
絶対に後悔させませんので是非よろしくお願いします。

 

シェアする美容室”結び”春日井

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