本気で”ブリーチなし”のバイオレット系の出せる限界について

img_2719

こんばんは。肌が白すぎてもはや通勤でも日焼けしていたい平井雄基です。
真夏が思いやられる。

 

今やヘアカラーの色を決めるときもインスタを見て決める時代。
そこによくあるワードの1つが”ブリーチ無し”

美容師の間では「あれはだいたい詐欺」ってことで相場は決まってますが(たまに本物あるけどね。たまに。)
だいたいそのパターンは好条件が揃ってる髪質に限ります。

今回は逆に条件が難しい髪でもできるガチのブリーチ無しのバイオレットについてのブログです。

ブリーチなしでは難しい紫色をどこまで出せるか試した結果まとめ

まず条件の話

ここでいう条件は上気したような”好条件”と”悪い条件”のことです。
まずこれらがどんな髪質かについて。

好条件

  • 髪がやわらかい
  • 髪が細い
  • 基本的に明るくなりやすく黄色くなりやすい
  • 色が抜けやすい

まぁよく言う外人さんみたいな髪質の人ですね。
サラッとしてて猫っ毛みたいな。
ただたまにそんな髪質でも黄色くなりにくい人もいるから一応条件に入れておきました。

逆に悪い条件

  • 黄色くなりにくい(赤みが強い)
  • 明るくなりにくい
  • 髪が何かの条件で色が乗りにくい人(後記)

とこんな感じでようはアッシュ系になりにくい髪質の人がまず条件が悪いです。
一概に言えませんが多い髪質は 剛毛 くせ毛 太い 硬い 髪質の人です。
ですがその髪質が悪いってよりは上記の3つがなりにくいと悪い条件って感じになります。
逆に言えば悪い条件の髪質でも明るく、黄色くなってさえすればかなりやりやすくなります。

問題は最後の色が乗りにくい人。
大概が癖があってアイロンをよく使う人。
これはタンパク変性っていういわゆるアイロンの高温でゆっくりとおしちゃダメな理由で、めちゃくちゃ簡略に説明すると
髪はタンパク質で卵といっしょ→卵はフライパンで熱すると固まる→髪も同じで高温当てると硬くなる
って感じで変化しその結果色が乗りにくくなります。
もうこれが1番BUT MJ呼びたいくらいね

色後残りにくい人は結果として発色しにくいので赤とか緑とか人が見て”色”と感じるカラーにするのが難しくなります。
アッシュとかはどちらかというと感覚なので多くを望まなければいけます。

 

まぁ今回のやったお客様がこの3つを持っているお客様ってことです。

工程について

今回のお客様はありがたいことに長く通っていただいてるお客様です。
なので前からやりたいと言っていたのでそれに向けて作り込んで行きました。

まずはとにかく明るくする。

1回の1番力のあるカラー剤だけではなかなか明るくならないので3回ほど来店時にはマックスパワーのカラーで染めました。

そうすることでできたベース。Beforがこちら

img_2720 img_2719

 

だいぶ黄色くなりましたね。
ここからスタートでした。

まず最初はノーマルのカラー。

img_2702

 

実験用の毛束で同じようなコンディションの毛を作ってカラーで染めた感じがこれ。
かなーり薄く紫を感じるくらい。
これじゃあバイオレット感が足りません。

しかも実際お客様にやった時はもっと薄い色でした。

なのでここからカラーバターという普通のカラーとは違うカラー剤で塗布。
それでできたのが

 

img_2722

こんな感じのバイオレット。

それなりにしっかり紫感が出ましたよね。
写真でこれくらいなので肉眼だと結構バイオレットが出てくれました。

まとめ

不可能ではないのですが長い行程と同日にダブルカラーが必須なのでいろんな面でなかなか難しいカラーなのですが
一応難しい条件の髪でも期間をかけ、一途に狙っていけば可能です。
ただ個人的にこの髪質のピンク系は無理だと思ってます。どうしても淡さが出なくてオレンジっぽいか赤っぽくなるので・・・

もしブリーチ無しだけどバイオレット系カラーをしてみたい方は1つ参考にしてみてください。

img_2719